エクステリアを構成する要素の一部に「玄関アプローチ」があります。玄関アプローチは、敷地の外からも目に入りやすく、住まいの印象を左右する部分です。本記事では、玄関アプローチの役割について解説します。玄関アプローチを作る際のポイントも併せて紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

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玄関アプローチとは

玄関アプローチとは、住宅の門扉から玄関までをつなぐ部分のことです。具体的には、門扉と門柱、玄関までの通路、スロープ、階段、ポーチなどを指します。

玄関アプローチの役割

来客があった場合や敷地外から見た場合に、初めて目に入るのが玄関アプローチであるため、住宅の印象を大きく左右します。また居住者にとっても毎日通る場所であるため、住み心地の良さを追求するうちに、玄関アプローチのリフォームに踏み切る方も少なくありません。

玄関アプローチの役割は、外観を良くすることに限らず、多岐に渡ります。アプローチの形をカーブ型にしたり、樹木を植えたりすることによって、プライバシーを確保することもメリットの1つです。また、階段ではなくスロープを設置することで、バリアフリー機能を持たせることもできます。

玄関アプローチを作る際のポイント

ここからは、玄関アプローチを作る際のポイントをお伝えします。

アプローチ幅は余裕を持つ

アプローチは、幅に余裕を持って設計しましょう。アプローチ幅に明確なルールはありませんが、便利に使用するために必要な幅はおよそ0.6mといわれています。しかしこれは最低限必要な幅であるため、車椅子やベビーカー、自転車を押したり、傘をさしたまま通行したりすることを考慮し、1.2m以上の幅を持たせましょう。

外観デザインとのバランスを大切にする

玄関アプローチのデザインは、住宅の外観とのバランスを図りながら決めましょう。住宅と玄関アプローチのデザインがそれぞれ素晴らしくても、テイストがちぐはぐだと洗練されてない印象になります。玄関アプローチのデザインを計画する際は、専門家の意見を取り入れながら行いましょう。

玄関アプローチにおすすめの素材

玄関アプローチに使用する素材によって、エクステリアのイメージは大きく異なります。ここでは、玄関アプローチにおすすめの素材を見ていきましょう。

レンガ

玄関アプローチにレンガを敷き詰めると、自然素材ならではのアットホームな雰囲気に仕上がります。レンガは、温かみのある雰囲気のエクステリアを目指したい場合におすすめです。予算をオーバーしそうな場合は、レンガ風の素材を使用しても雰囲気を楽しむことができます。

タイル

タイルは、スタイリッシュな見た目を目指したい方におすすめの素材です。掃除をしやすく汚れがよく落ちるため、メンテナンス性にも優れています。ただし、タイルの種類によっては水に濡れると滑りやすくなるため、玄関アプローチに使用する素材は慎重に選んでください。

コンクリート

玄関アプローチにコンクリートを使用すると、無機質でモダンな印象に仕上がります。比較的、工事費用が安価で済むため、コストを抑えたい方にも向いています。

インターロッキング

インターロッキングとは、コンクリートブロックを用いてレンガ調に組み合わせる施工方法です。カラーやデザインパターンがさまざまなので、意匠性を自由に表現することができます。コンクリートの間に隙間が空いているため、水はけが良いのが魅力ですが、雑草が生えてくるという点がデメリットです。

敷石

敷石とは、玄関先や庭などに敷き詰められた、表面が平になっている石のことです。御影石や石灰岩などが使われており、和と洋どちらのデザインにも合わせやすいというメリットがあります。大理石を使用する場合は、雨の日に滑りやすいため、滑り止め加工が施されているものを選んでください。

砂利

玄関アプローチに砂利を敷き詰めるのも人気の方法で、手軽にイメージを変えたいときにも向いています。砂利といっても、色や形が綺麗で種類の豊富な「化粧砂利」を選びましょう。地面に防草シートを敷いてから砂利を敷き詰めることで、雑草が生えにくくなります。

玄関アプローチで住まいの第一印象が決まる！

本記事では、玄関アプローチの役割を紹介しました。玄関アプローチをおしゃれにデザインすれば、住宅の印象がアップします。さらに、玄関アプローチの設計を工夫することで、防犯面の強化やバリアフリー機能を持たせることもできます。本記事の内容を参考にしていただき、ぜひ素敵な玄関アプローチ作りに役立ててください。